トキオブログ

思うことをうまく文章にしたいです

この夏の話

  田舎に帰った
  母方の祖父の初盆だったので、家族と一緒に田舎に帰りました。その母方の実家だけど、老朽化が余りに進んでいたため、この春に元の場所から近い所に建て替えたばかり。その新しい家に初めて入ったんだけど、古い家から持ってきたものがほぼ無かったのには驚いた。家電もほぼ全て買い換えたらしい。自分の親戚のこういう、執着がないサッパリした所は、すごく良いと思う。父方の親戚も割と思い切りが良いサバサバした人たちだし、ああ、自分もこの影響下にあるなと感じずにはいられなかった。

異動の話があった
   これまでうちの会社内の異動と言えば、ほぼ全てが消極的な異動の話だった。(人間関係の折り合いがつかない、人数が足りない等) でも今回の話は、驚くことに「一緒にやりましょう」という積極的な誘いだった。そういう風に言われることが、大袈裟ではなく、自分の人生にあると思っていなかった。この自分が!誰かに!必要とされるだって!自分の今後や、今の部署での目標達成や人間関係はどうでもいいから、この嬉しさの分だけでも報いたいと思う位、嬉しかった。自己承認欲求が満たされるってこういうことなのね。勿論、満たされたのは一瞬で、次の瞬間には「やっぱり間違えでした」と言われることへの恐怖と、そう言われたくない反発心が生まれて、それが胃を痛くする。ただ、そのビビリ根性と舐めんなよという攻撃的な気持ちの二つが、常に自分を動かす動機にもなるんだけど。兎にも角にも、この異動するかしないか分からない時期が辛いので、早くどちらかに振れて欲しいと思う。

追記:東京は40年振りに16日間連続雨。

2017年のやることリストを振り返る

1. 家のネット環境を整える
→まだ整ってません。
11月で2年になります。どうしよう。

2. コンビニで飲み物を買わない
→めちゃくちゃ買ってます。
家で麦茶作らないと。
まず今度の休みに麦茶用の容器を買う。

3. 体重は現状維持
→現状維持です。

4. 貯金200万
→夏のボーナスで。

5. 管理業務主任者の資格を取る
→勉強中。
8月1日から申し込み受付開始です。

6. Only Real のライブに行く
→仕事が忙し過ぎて行けなかった。

→6月に香港に行ってしまったから、少し熱が冷めている。

8. 大学でやってるフランス語の講座に行く
→行ってない。Duolingoもサボり中。

9. トルストイの著作を読破
→まだ戦争と平和の2巻目です。

10. 仕事を辞める下調べをする
→やってない。あー。

11. 実家になるべく行かない
→1ヶ月に2回位?少し減った気がする。

12. たまには飲み会を断ってみる
→今年は1回断りました。いや2回だ!

13. 髪型、化粧など外見を変える
→髪が伸びてきただけ。
新しい化粧品をたまに試してるけど、根本的なやり方は変えてない。

14. よくメモをとる
→私生活では微妙。
職場では手帳に色々書き込んでいる。

怪しくも達成してると言えるのは、3、4、11、12の4つだけという、イマイチな結果ですね。2、13は手っ取り早くできそうな気がするから、7月中にやりましょう。

救えない兄弟たち「ミーン・ストリート」

  マーティン・スコセッシの「ミーン・ストリート」を借りてきて、何年振りかに観た。大好きな映画のひとつです。

ミーン・ストリート [DVD]

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  この映画にはワルは沢山出てくるけど、本気の悪い奴は出てこない。主役のチャーリーも人当たりは良い以外は何がある訳でもない青年で、でも人生で勝ち上がりたいと望んでいて、いつも悩ましいような、真面目くさっているような、そんな表情をしている。全編通してチャーリーのこの神妙な顔が好きだ。
  もう一人の主役がひたすら破滅的に生きるジョニーボーイ。映画は「教会で罪を贖うことは出来ない。街や家庭で贖うのだ。」というチャーリーの独り言で始まるけど、チャーリーは面倒ばかり起こすジョニーボーイの存在を自分の贖罪だと思って助け続けている。ジョニーボーイは全くもって上手い生き方を知らないし、知ろうともしない。そこに苛立つチャーリー。この映画はこの二人の押し問答がひたすら続く。
  ジョニーボーイは悪人ではないが、返すはずの金を使った上(しかもそれは返済のためにチャーリーから借りた金)、開き直ったあげく借りた相手を挑発するようなことをやらかす。またベトナム戦争から戻ってきた青年のお帰りパーティーで、その戦争帰りの青年が突然キレ出すシーンがある。誰にも分からないトラウマを抱えて戻ってきたらしいこの青年やジョニーボーイの突拍子も無い行動は、上手く生きているはずの人間たちをバツが悪い気持ちにさせる。この辺りの「救いようがない人々」に対する微妙な空気感が、ベトナム戦争という時代を反映していると言われるのかなーと今回見て思ったりした。
  まあこの映画は、二人でゴミ箱の蓋を持ちながらじゃれあったり、チャーリーに怒られて泣くジョニーボーイだったり、そういう二人の友情の描かれ方が何だかんだ好きなんだけど。