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トキオブログ

思うことをうまく文章にしたいです

大学の講義のこと

  大学に五年間通っているけど、正直に言って講義の内容なんかほとんど覚えていない。去年の講義でさえそんな感じ。覚えていることがあるにせよ雑学程度の知識ばかりで、将来何かの役に立つことはまずないと言っていい。

   ただ知識としては残っていなくても、印象に残っている講義はある。自分は学科と関係ない映像の講義をたくさんとった。その内の一つに毎回社会問題を取り扱った映画を見てレポートを提出するというものがあった。『ザ・コーヴ』『BOX』『四ヶ月、三週と二日』とかそういう映画を観た。そして結論を濁したようなむにゃむにゃしたレポートを書いて、無事に単位をもらった。

  レポートの内容自体は酷いものだったにせよ、このときに観た映画の内容は結構よく覚えていて、今でも心に残っているというか物事を考える材料になっている。

  あとはこの講義でドキュメンタリーというジャンルが好きになった。ドキュメンタリーは何を撮るかという点からすでに撮った側の視点の偏りがもろに反映されている。他の人間の思考を介して周囲を見ることが出来るというところ、虚構でありながら同時にリアルでもあるところが面白い。

 自分は社交的な人間じゃないしまず周りの他人を観察するのがものすごく下手だ。一緒に歩いている友人に「今の人見た?」と言われても9割がた見ていないし。でもカメラを通してだったらいくらでもそこに他人が見られる。撮る人と撮られる人の両方が。そういうところが良い。

  ドキュメンタリーといえば、寺山修司の監督した「あなたは」っていう映像が最初に浮かぶ。自分が観たのは日本編で、YouTubeにはアメリカ編しかなかった。



あなたは アメリカ編 1967 - YouTube