トキオブログ

思うことをうまく文章にしたいです

結婚した

 先日市役所に婚姻届を出してきた。大安だからか、他に二組が届出を待っていた。届出そのものは事務的に15分位であっさり終了。わーい結婚したぞー。

 前日、仕事が終わってバスの停留所並んでいたとき、停留所に入ってきたバスに雨が照らされて、その時だけやけに周りがキラキラして見えた。「独身生活は今日で最後か...だからキラキラして見えるんだろうか...」と何だか感慨深かった。あの浮遊感、久しぶりの感覚だった。当日は特にそういう感情の高まりはなかった。

 最近も二人でファミコン探偵倶楽部をやったり、キヨ達の動画を見たり、マリカーで向こうの友達とオンライン対戦をしたり、相変わらずゲームばっかしている。これからも出来ることなら二人でずっと仲良く暮らしていきたい。

三度目の緊急事態宣言前

 コロナ禍で、財政難のニューヨークでは大麻が合法になり、舐達麻は捕まった。自分は仕事、飯、ゲームという生活を繰り返してる。行きたい場所を考えることも少なくなったなー。どうせ行けないしねー、という思いが先にたつ。

 この一ヶ月、実家で家庭内感染が発生したり、自分もPCRを受けたり、それに伴って結婚を延期したり、異動が決まったり、色々なことがあった。三度目の緊急事態宣言も決まった。酒類を提供する飲食店や、大型施設に休業要請を出しているということで、また何もやることがない(やってはいけない)ゴールデンウィークですね。去年の写真を見たら、彼氏と公園でバドミントンや縄跳びをしていた。色々なことが動いているようで、同じところから動けていないような気持ちです。

人はなぜ結婚したいと思うのか

 彼氏と結婚することになった。自粛でずっと一緒に過ごしてたこの年末年始、ベッドに寝っ転がってぼんやりしているときに、横にいる彼氏と結婚したいと突然思った。そしたら彼氏も彼氏で「〇〇さん(向こうの名字)になりたい?」と急に聞いてきたので、名字はそっちに変わること前提なのか...と思いつつ、同じ時に同じことを考えていたので、結婚するならもうこの人なんだなと分かった。

 彼氏と結婚したい。好きな人と結婚できることが幸せで仕方ない。でもなぜ、結婚したいんだろう。愛してるから結婚したいって、なぜ思うんだろう。特に子どもがいない今(子どもを育てるなら結婚する方がメリットあると思う)結婚したいという気持ちが湧く理由はなんだろう。

 少し前に眞子様がお気持ちの表明をされていた。眞子様と小室さんの結婚が一歩前進したことは、とても良いニュースだと思う。特に眞子様、好きな人と結婚をして、自分の思うように人生を過ごしていってほしい。(小室さんは眞子様に心配かけないようもう少しちゃんとせいと思うけど)「私たちにとっては、お互いこそが幸せな時も不幸せな時も寄り添い合えるかけがえのない存在であり、結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です。」結婚についてとても強い決意が感じられる。二人にとっての結婚は、自分の人生や存在意義に深く関わっているものだ。

 何かヒントがあるかもしれないと思い、山本文緒の「結婚願望」も読んでみた。25歳で結婚、離婚を経験した著者による「結婚したいという気持ち」にまつわる自己問答というのか、とにかく読みやすく楽しいエッセイだった。人はなぜ結婚したいと思うのかという疑問の結論が「世界中のほとんどの人が結婚してるから」というのが、確かにと思えて面白かった。皆やってるし何となく良いもんなんだろう、という感覚はある。

 愛してるから必ず結婚する訳でもない。今は結婚しない人も増えてきている。そういう世の中では「別にしなくてもいいものをするからこそ特別感がある」くらいの感じかもしれない。あえて「伴侶はあなただけですよ、一緒に生きていきましょう」と公にすることは、相手に選ばれたという特別な自分と(山本文緒いわく「結婚をしたいほど好かれている、という事実ほど、その人個人の存在を肯定するものはなかなか他には見つからない」)、世の中にありふれた夫婦のひとつになれる(みんなと一緒)という、両方の安心感を与えてくれる。だから人は結婚したいと思うのかもしれない。

 

結婚願望 (角川文庫)

結婚願望 (角川文庫)