神田川「記憶に残る風景」 #地元発見伝
小学校のとき、総合の授業になると神田川がテーマになることが多かった。たとえば神田川の歴史を調べたり、川の源である井の頭池から歩いてみようというようなイベントがあった。あとは橋からペットボトルを投げて、川の水を採集して、水質を調べるなんていうのもあった。
学校の授業以外でもこの川の上をよく通った。小学生のときは行きたくないけど毎週行かざるを得ないところがあって、その時には必ず川を渡っていた。なるほど神田川は彼岸と此岸の境目のような役割をしていたのか。完全にただの思いつきですが。あとは友人たちと朝待ち合わせをして川沿いを走ったりしたこともあった。
この橋からもう少し北にいった橋にはかぐや姫の「神田川」の歌詞を書いた石碑がある。だけどその橋の下の川は、川底に自転車が沈んでいたり、水面に洗剤のような白い泡が浮いていたりと、ずばぬけて汚いゴミ溜りみたいになっていた。上流や下流では綺麗なところも多いんだけど、住宅街の真ん中を通っていく中流はとても汚い。昔はこの川の水で染物をやっていたらしいけど、現在は川岸も工事されているしそういう面影は全く無い。今は一体どうなっているんだろう。
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