トキオブログ

思うことをうまく文章にしたいです

卒業論文を提出した

 卒業論文の提出が終わった。提出の前日に中表紙を入れてないことに気づき、急いで24時間営業のキンコーズに出しに行くというハプニングもありましたが。

 製本が出来上がるまでの4時間、マックで時間を潰す間に青空文庫芥川龍之介の短編をいくつか読んだ。自分は「この髪を抜いてな、この髪を抜いてな、鬘にしようと思うたのじゃ」以外に全く芥川龍之介を読んだことがなくて、たくさんある中から適当に「孤独地獄」「鷺と鴛鴦」「悪魔」「歯車」「手紙」「動物園」を選んだんだけど、そうしたら繰り返し地獄というテーマが出てきたので少し驚いた。芥川龍之介の言葉として「人生は地獄よりも地獄的である」は聞いたことがあった。ということは、選んだ短編がたまたまそうだったというよりも、彼の小説の根幹がそこにあるということなのか。

 とにかくこの芥川龍之介のおかげで、ただでさえ寝不足だった自分の精気は完全に失われ、一方神経は高ぶって左の目尻は痙攣し、緊張と不安で速足気味になりながら製本された卒論を提出することになりました。

ここまで書いて444字だった。