トキオブログ

思うことをうまく文章にしたいです

漫道コバヤシについて

  最近まったく漫画を読んでないなーなんて思っていたら、ちょうどフジテレビONEで漫道コバヤシが再放送されていたので、ダラ見をした。スピリッツの編集部に行って花沢健吾浅野いにおと対談したときの回で、ケンコバは番組内でスピリッツの歴代連載漫画のベスト5を選んでいた。その順位は以下の通り。

5位 猿でも描けるまんが教室
2位 F

次点 なぜか笑介

いや、ケンコバの青春時代ってだけかい!と思ったけど、めぞん一刻とF以外は名前すら知らなかったし、折角メモしたのでそのうち読んでみたい。
  以前はケンコバが苦手というか、なんで下ネタしか言わないこの人がこんな持ち上げられてるんだろ?という疑いの目で見てたんだけど、この漫道コバヤシを見てからケンコバがちょっと好きになりつつある。
  この番組内でのケンコバの漫画愛とトーク力は本当に凄いと思う。作品のちょっとマニアックなところを責めて笑いをとるんだけど、決して作品を貶めるような雰囲気じゃない。ケンコバの漫画愛があるからこそ、作者もリラックスしてその笑いに乗っかってるのが伝わってくる。あとマニアックな小ネタを漫画自体知らない人にも面白おかしく伝えられるのは凄い。
  そしてケンコバの話のまとめ方も好きだ。普通の会話でも、長々と話した後に「あーつまりそれは◯◯ってことね」みたいにまとめられると、いやだからそんな単純じゃないから!ってイラッとすることはまあよくある。でもケンコバがそれをやってるのを見てもあんまり嫌な感じがしないんだよね。漫画家の話もアツくなって分かりづらくなったり長くなることがあるけど(それはそれで面白いにせよ)、それを視聴者にとっても漫画家にとってもちょうどいい温度にするのがケンコバは上手いなあと思う。
  何だか抽象的な話になってしまいましたが、これからも楽しみにしております、漫道コバヤシ。