トキオブログ

思うことをうまく文章にしたいです

自分の子どもはいらない

  自分の子どもはいらない、という気持ちが年々強くなっている。最近よく聞くようになった反出生主義に共感している訳ではない。自分のだめな遺伝子を残すなんて、という気持ちも別にない。例えば、自分の卵子を提供して、どこかで自分のあずかり知らぬところで子どもが生まれたら、それはそれでいいと思う。でも、その子にはできるなら会いたくないかもしれない。子育てをしたくない訳じゃない。もし結婚相手に連れ子がいたら、むしろ少し嬉しいかもしれない。その子が楽しく生きられるよう、真っ当に育てようとすると思う。
  こういう気持ちはどこから出てくるのか、この何日間か考えてたけど、やっぱり本当にしっくりくる答えは思いつかなかった。両親は自分を普通に育ててくれたから、家族そのものに違和感がある訳じゃない。妹に障害があることは、少しは自分の遺伝子に対する疑いを呼び起こしているのかもしれないけど、でもまったく関係ない気もする。ちょっとあるかなあと思ったのは、子どもが生む行為で、自分が変わってしまうのが怖いから。前におばさんになる前に死にたい - トキオブログっていう記事を書いたことがあった。自分は子どもそのものを否定したい訳じゃなく、子どもを生み育てるという行為が自分をどれだけ「お母さん」に変えてしまうのか、それが怖いのかもしれない。そんなことをぼんやり考えていました。