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トキオブログ

思うことをうまく文章にしたいです

金とどう付き合っていくか「ゼニの人間学」

ゼニの人間学 (ロング新書)

ゼニの人間学 (ロング新書)


  「ナニワ金融道」の作者である青木自身が、若い頃の事業の失敗と、遅咲きの漫画家としての大成功という両極端を経験している。前半では、それぞれの立場で体験したリアルなゼニ話が出てくる。自分自身の体験から得た教訓(?)は面白いし結構タメになる。特に下のふたつが印象に残った。

  ・まず自分がバカなのか賢いのか知る
金とうまく付き合っていくためには、めちゃくちゃ基本的な自己認識が必要とのこと。シンプルだけど、なかなか耳がいたい言葉。

・約束を守る人間が一番信用できる
これは本当にそうだよなー。見た目でもなく、肩書きでもなく、約束を守るか否か。約束を守るって行為は、基本的に金がかからないし、誰でもできるし、人の信用を得ようと思うならかなりコスパの良い方法だと思う。

  本の後半は、観念論や唯物論だったり、神だったり、そういう人間そのものに関わる話が出てくる。マルクス主義の人ってこういう考え方をするんだなーというのを何となく知ったような気がした。
  実際にゼニを動かすためのハウツー本を読む前に、この本を手にとって、まずゼニと向き合う態度について考えてみるのもいいかもしれません。