おみくじの取扱いについて
皆さんは「おみくじ」、どうしてますか。自分の場合、一緒にいる人が引こうと言えば引き、引いたとしても、内容をサッと見て、ポイっと捨てます。そんなもんだよねーという人は、ある程度いるような気がする。じゃあ逆に、いつも大事に持ち歩き、例えば鞄や財布に入れておいて、時折その内容に思いを馳せたりする人もいるんでしょうか。
この前、修禅寺のおみくじで大吉を引いたんだけど、内容はかなり渋かった。とにかく今を耐えないといけないらしい。耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ......。ここに書き残すことで、本当にその後幸運がくるのか、見届けてやろうと思います。
おばさんになる前に死にたい
自分がいつか死ぬという事実よりも、自分がいつかおばさんになるという事実の方が怖い。
おばさんになる恐怖、というのは容姿の劣化についてではない。 そうじゃなくて、年をとることによって、思考が頑なになったり、人の話に耳を傾けなくなったり、偉そうな態度になったり、怒りっぽくなったり、そういう変化を自分がまったく気づかないうちにしてしまうことが怖い。
また例えば、世の中には色んな個性のおばさんたちがいるけど、概しておばさんはよく喋る。そんなおばさんたちのお喋りなんだけど、時々、目の前の誰かに語りかける行為というより、おばさんの意思とは無関係な、止められない衝動のように見えるときがある。おばさんは私に語りかけているように見えて、私には一切語りかけていない。おばさんと対峙したときにその空虚さが見えてしまうと、たまらなく辛く虚ろな気持ちになってしまうのだ。