タラレバはつきまとわない
今週のお題「私のタラレバ」
考えてみたけれど、あの時に戻りたい、やり直したい、という瞬間は特に思い浮かばなかった。それはたぶん、生きていくことは色んなことが終わっていくことだと、自分が常日頃から意識しているからだと思う。自分がやらなくちゃいけないことはあらかじめ決まっていて、それを終わらせていく、もしくは終わるのを待つだけ。終わったら、作業済みリストにチェックを入れて、それで終了。だから実は、自分は今この瞬間の状態が一番身軽で一番いい。一度終わったことを蒸し返す「タラレバ」なんて考えたくもない。でもこの考え方のマズいところは、嫌なことにもいつか必ず終わりがあると、つい思ってしまうところだ。終わりのない嫌なことほど嫌なものはない。もしそういう事態にぶつかったとき、どう生きていけばいいのか、それが少し怖いなと思う。だってその先は死ぬしかないからね。
日記
長かった1週間がやっと終わった。業界の繁忙期に入ったので、年明けからせわしなく仕事をしている。というか既に年末から忙しく、そのまま繁忙期に突入した感じですね。今年は仕事を頑張らないと決めていたけど、頑張らないというより、頑張らなくて済むように仕事をやりたい。
あと4月以降に外国へ行きたいので、また延期にならないように、その準備もしないといけない。あとなんかレンジでチンとすれば適当な料理ができる入れ物が欲しい。あと要らない服を捨てたい。どうでもいいことを考えたり考えなかったりしたい。
この前の休みに、トム・クルーズとジェイミー・フォックス主演の「コラテラル」を観た。ジェイミー・フォックスが演じるしみったれたタクシードライバーのマックスは、自分のタクシーのサンバイザーにこっそり自分だけの楽園を隠し持っている。それはモルディブの写真のポストカードで、それを見ながら少しの間だけ現実逃避をするのが彼の日課という設定なんだけど、なんか自分はこういう描写に最近弱いようです。