食べ物に生かされている
今年もお歳暮の季節ですね。仕事上、毎年会社にはお歳暮が山のように届きます。今日はそれを分けてもらい、持ち帰ってきた。米1kg、わかめ、みかん、カップラーメン、和菓子、チョコ詰め合わせ、コーヒー、ジュース等々。早速今日の夜はカップラーメン、デザートで和菓子を食べました。一人暮らしでこの量の食料をもらえると「おお...よく知らない人たちの慣習に生かされている...」と毎年のことながら思う。向こうだって、有難がって自分が食べてるところまでは、あまり想像していないだろう。
ベーシックインカムじゃなくてベーシック食料を供給すべき
この増田が見ていたテレ東の番組、ちょうど自分も見ていた。けっこう感動した。取り上げられていたのはセカンドハーベストという会社で、品質には問題ないが販売できない食料を、必要としている人たちに「余っているので、どうぞ」と分配するシステムを運営している。彼らの活動の主な対象はホームレスや貧困家庭、児童養護施設の子供たちなど。
お歳暮の話と一緒にすることでもないんだけど、でも食べるものがあることの心強さって本当すごいんですよね。じゃあこれをどう使おうかな?いつ食べようかな?っていうウキウキがあると、生活に張りも出てくる。あとは食料をもらうのが後ろめたくないというのも大事だよね。そんなことを考えた日でしたが、眠いので終了です。
引っ越して良かった15の事
1. 日当たりが良くなった
今回、アパートの1階から別のアパートの2階に引越しした。前の家は1階だったこと、そして正面に別の建物が建っていたこともあって、光が入ってくるのは朝の一瞬だけだった。でも今回の建物は前面が広い駐車場なので、ずっと日が入ってくる。日が入ってくると何が良いかと言うと、体感温度が全く違う。夏は暑いと思うけど、今の時期のお昼頃なんかは窓を開けていてもポカポカです。古い木造アパートの1階は床下から冷気が上がってくるし、本当に寒かった。正直こんなに体感が違うんだなと驚いた。
2. 台所でお湯が使えるようになった
前の家は給湯器が風呂にしかついていなかったので、台所では冬でも冷たい水しか使えなかった。料理を全くしないことを周りの人にからかわれたりしたけど、絶対これのせいだったなーと思うくらい、今は台所に立つのが幸せです。まだガスコンロ無いんだけど。
3. 畳の部屋になった
フローリングより畳の方が直接ゴロゴロできるからいいことに気付いた。下に足音も響きにくいし、寒さも軽減されている気がする。入居前に表替えもしてあったので快適です。
4. TVモニターホンがついた
チャイムのみだと、微妙にドアを開けるまで不安があった。あとドアのすぐ内側から結構大きな声で「はい!」って返事しても、外の人に聞こえてないことがあって、それも嫌だった。あとチャイムは音がやかましい。今度は自分で音量も調節できる。
5. 湿気が減った
アパートの1階は冬でもジメッとしていて、カビてしまうのでほとんど押入に物を入れられなかった。でも今の家は日当たりが良いのもあってカラッとしているので、押入に物を入れるのに抵抗がなくなった。
6. 職場まで近くなった
自分は職住近接至上主義者なのですが、今までの徒歩10分から更に近くなりました。近くなった上、ルートが変わったので会社の前を通らずとも駅に行けるようになったのが最高だと思う。
7. 徒歩5分圏内に店が増えた
前の家は住んで1年位で一番近いコンビニが潰れてしまい、地味に不便だった。今はスーパー、ドラッグストア、コンビニ、カフェが全て揃っている。金を使いすぎそうなのがアレ。
8. 温水洗浄便座がついた
別になくても良いけど、便座が暖かいのは悪いことではないです。
9. 部屋が広くなった
今の家はいわゆる古い間取りなので、6畳の和室にプラス床の間分がついている。その床の間にデスクをはめ込んでみたら、中々収まりが良く、かつ部屋も広く使えるようになった。
10. 上の人の足音がない
上の人とは生活リズムが合わないし、踵からズンズン歩く人だったので、よく私の部屋のドアがガタガタ震えていた。最終的には今日も元気だなーと思えるようになってたけど、無いに越したことはないよね。
11. 夜が静か
上の人の足音もそうだけど、前の家は通り沿いだったので夜も車の音がそこそこしていた。あとは通り沿いの1階だと埃がすごいと聞いていたけど、それも事実だった。車の音は我慢するほど嫌だと思ったことはなかったけど、今は住宅街のど真ん中なので、夜ってこんなに静かなんだなーと初めて気付いた。
12. 世帯数が少ない
世帯数が少ない=ストレス要因が少なくなる可能性は上がる。今は隣の人と自分だけで、最初に挨拶にも行ったので、悪い意味でなく何となくお互いに配慮をしている感がある。
13. 浴室に換気扇がある
前の家は浴室に窓しかなくて、窓を開けてたんだけど、換気扇を回す方がよっぽと早く湿気が抜けていく。感動する。
14. 大家さんが良い人
大家って借り手からは中々選べないし、合わない人だと結構お互いにキツイと思う。その点、自分は前の家も良い大家さんで、今回の家の大家さんもとても良い人なので、運が良かった。地主のお金持ちなので、あまり金にあくせくしてない有閑階級っぽい。
15. これだけ良くなって家賃が3000円しか上がらない
結局ここに尽きる。高い家賃を払って居心地の良い家にするよりかは、安い家は寝るところと割り切って、例えばお金を払ってカフェとかで勉強する方が絶対いいと思ってた。でも今回は家賃が5%上がるだけで、居心地の良さは80%くらい上がった。結果、カフェにもあんまり行かずに済む。費用対効果がめちゃくちゃ高い。引越し貧乏になるのも嫌だったけど、今回は思い切って引越しして良かったです。ちなみに部屋を初めて見てから2時間で申込しました。「良かったら即日申込みしてすぐ審査してもらう」くらいの勢いが、部屋探しでは結構大事だよなーと思う。
コミュニティの中で生きる「ヤバい社会学」
- 作者: スディール・ヴェンカテッシュ,望月衛
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- 発売日: 2009/01/16
- メディア: 単行本
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あたしたちはコミュニティに住んでいるんだよ。わかる?団地に住んでいるんじゃないの。
団地には様々な人間たちが出入りしている。住民たち、ギャング、ヤク中、売春婦、ホームレス、警察、牧師、役人など、実際にそのコミュニティの中に入ってみないと体感できない微妙な力関係だったり、助け合いがあることが読んでいると分かってくる。相手を恐れているが一方で頼っている。女同士、男同士という連帯もあったりする。
そしてこの複雑なコミュニティの中では、色んなところに顔を出すということがどれほど大切なのかが、団地を取りまとめるギャングのリーダーであるJTの仕事を見ているとよく分かってくる。JTの仕事は管理職といった方がいい。団地の見回り、大きなことに繋がりそうな揉め事の解決、リーダー同士の調停、子供たちに与える文房具への寄付、パーティーのあとの掃除に人を派遣する、などなど。
この本を読む前、自分はこんな本を読んでた。
- 作者: 牧野知弘
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駅前の古い不動産屋が、なぜ潰れないかというと、彼らには独自のネットワークがあるからだ、という話だった。その確固たるネットワークは、日常のチマチマした手伝いに支えられている。具体的に言えば、商店街のイベントに参加、ごみ掃除、葬式の手伝い、ちょっとした送迎、問題を解決したい人に解決できる専門家を紹介するなど。こういう手伝いで顔を売っておく、人と関わっておくことが、あとあと相続の時に大きな話が来たり、人づてに物件の管理が回って来たりすることにつながる訳だ。だからいわゆる部屋探しをしている新規顧客がほとんどいなくても、街の不動産屋の経済は回っている。自分もそれに近いところで働いているけど、これは本当にその通りで、頷くしかなかった。あるコミュニティで権力を握ったり、のちのち大きなバックを得るには日常の手伝いが一番重要という点で、90年代のシカゴのゲットーと現代の東京が結びつくとは思わなかった。
ただ、彼らのコミュニティが上手くいっているように見えたとしても、元々少ないパイの中でやりくり・取り合いしてることには代わりがないのが問題だろう。あとは権力のある個人への依存が大きいほど、その個人がいなくなったときにどうなるんだろう、という問題もあるかもしれない。どうやってパイを増やすのか考える時に、社会学が、そしてこういうコミュニティの内側から見た研究が活きていくんだろうなと思った。