トキオブログ

思うことをうまく文章にしたいです

荻窪の大田黒公園を散歩した

  荻窪駅南口といえば、不動産屋がずらりと店を構えているイメージしかなかった。初めて南口の商店街に入って、ドトールで昼飯を食べてから、大田黒公園を目指す。

  大田黒公園はとても綺麗で癒される空間だった。規模は大きくないはずだけど、ゆったりとした印象がある。手すりや看板がほぼないからかな。名前だけ書かれた樹木の看板を見ながら散歩するのも楽しい。錦鯉がきれい。空へ伸びている松の高さにびっくりする。余計なものがない。人もあまりいなかったけど、皆思い思いに静かに散歩していた。

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  大田黒公園に行くまでの住宅街は、とにかく昔からの本気の豪邸が立ち並んでおり、見るのに夢中になってしまった。吉祥寺に家を持ってる人も勿論お金持ちなんだけど、建ぺい率50%/容積率100%というのも関係しているのか(吉祥寺は40/80が多い。それでもこんなに違うか?とは思うんだけど)そもそも家がより大きく、より凝っている。帰りは文禄堂に寄って友人に送るクリスマスカードを買った。店頭にあるやつはどれも可愛くて選ぶのが難しかった...。荻窪、また歩きたいと思いました。あと西郊ロッヂングにはそのうち泊まりたい。

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配線の取り方と使い方がきれいな集合ポスト

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アーチが美しい

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格好いい字体

アップリンク吉祥寺で観た「メランコリック」か面白くなかった話

  アップリンク吉祥寺、はじめて行ったけど、洞穴みたいな入口や全体的な色のトーンが素敵でとても良かった。狭くて混みそうだと思ったら、奥に座れるところもたくさんあった。今度は早めに行ってゆっくり映画館を見たい。

  肝心の映画は、面白いところあったけど、思ってたより良くはなかった。キャラはいい。鍋岡のキョドキョドした目や口の動き、松本の軽いのに何も掴ませない雰囲気(この人のアクションは格好よかった、プロだった)、副島さんの笑顔、逆らえないと感じさせる田中、全員よかった。ただキャラがよかったからこそ、ピースが欠けている感じがずっとしていた。登場人物たちが良い映画は、説明はなくたって「そうだよな、きっと君はそうするよなあ」「そうか、君はそれを選ぶのか」とかいう気持ちになって気づかないうちに入り込めるんだけど、そういう風になれなくて、彼らの行動のチグハグさに面食らうことが多かった。
  しかも最後が正直めちゃくちゃダサかった。なんでそれを台詞で言わせるのかよく意味が分からなかった。あれは本当に良くなかったと思う。
  最後に一番気になったところで、思ってたより、銭湯が格好良く、印象的に撮れてない気がした。レトロな銭湯なんてビシッとした画が撮りやすいところだと思うけど、そうでもないのかな。銭湯、殺人、東大卒、そういうアイデアだけの映画と言われても仕方ないと思う。
  いやなことを色々書いたけど、久しぶりに映画を見て惜しいなと思ったので、ぜひ映画館で確かめてください。